人工透析の患者数が1980年の10倍。医療費は1人500万円・・・

 先日、昔の青年会のメンバー8人で集りました。平均年齢は70歳代の後半。そのときのこと、1人が「もしかすると、透析になるかも」というのです。その席に1人すでに透析を受けている人がいて、8人のうち2人は多くないかという話になりました。
 前に、小川町にある人工透析をしているクリニックを見学に行ったことがあるのですが、広い部屋に30~40くらいのベッドが並び、その数に驚きました。それで、気になって、HPで調べてみました。
 現在、透析患者は全国で約35万人。2000年時点では20万人、1980年では3.5万人でした。ですから45年間で10倍に増えています。それで、その費用ですが、およそ1人月額40万円、年間では500万円近くかかります。
 しかし、多くの場合、透析を受けると身体障害者1級になるので、自己負担はほとんどありません。それが医療費を大きく圧迫しています。横須賀市内では、透析患者466名で患者数では全体の0.6%ですが、人工透析にかかる医療費は全体の8.4%を占め、がん患者よりも多いということです。
 高額療養費の見直しで、大きな議論になっていますが、人工透析・腎疾患は、生活習慣病である糖尿病がもとである場合も多く、透析患者を減らすための予防強化を含め、医療費全体を見直すことが必要であると感じます。

キンセンカ2.JPG
 キンセンカがよく咲いています。この場所に種が落ちて、自然に出てきたものです。

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