選挙で若年層に役立つ情報、SNSよりもテレビ・選挙公報・・・

県内の選挙管理委員会の連合会で研修会があり、座間市まで行ってきました。講演は「令和における選挙啓発の方向性」というテーマで、つまらない話と思ったのですが、その予想がみごとに外れ、実に分かりやすくて、おもしろい話でした。

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 昨今、投票率の低下が問題となっていますが、調べると、20代よりも30~40代の投票率が下がっているとのこと。第2次ベビーブームの世代です。また、新聞の購読部数がこの25年で半減しており、それが投票率低下に関わっている、といいます。
 また、学校での主権者教育は、中学・高校では遅く、小学校での出前授業を推進すべきで、子どもの選挙に対する意識は「親が行かないのに、なぜ行く必要があるのか」に象徴されるように、家庭環境によるところが大きい、ともいいます。

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 さらに、若年層に役立っている情報源を調べると、テレビの報道番組や政権放送が1、2位ですが、なんと選挙公報が3位とのこと。家庭内でのすすめや身近な大人との会話も高い割合で、注目されているSNSの発信は、自分がアクセスしないと見ないので、関心のない人には効果がない、といいます。
 まさに、意外な話が多く、1時間半を超える話に、じっくり聞き入ってしまいました。

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