南米の豊かな国・ベネズエラが窮乏・・・

 選挙管理委員会が投票結果を集計するとき、野党側の立会人を排除する。全体の開票率や得票率は公表するが、詳細な開票結果は開示しない。
 ベネズエラ大統領選挙での報道です。日本では、到底考えられません。投票所で多くの関係者のもとで投票箱に鍵が閉められ、開票所に運ばれて、選挙管理委員、立会人のもとで、市職員による開票が行われます。投票数と開票数が1票違っていても、たいへんなことになります。
 それが、ベネズエラでは選挙管理委員会が現職大統領の強い影響下にあって、国民の信用性が失われているというのです。事前の世論調査や出口調査、各地で公表される票の積算数字とも違う発表、というのですから驚きです。
 ベネズエラは世界有数の石油産出国で、豊かな国であったのですが、政権の交代、経済政策の破綻、それによる治安の悪化などで国民生活は窮乏しています。
 今の日本では考えられないことですが、一つ間違えると、こんなことも起こり得る。それを知らしめてくれているように思えます。

オステオスペルマム.JPG
 オステオスペルマム、というキク科の花です。グーグルレンズで調べると、そう書いてありました。いっとき咲くと一休み、そして、また咲く、という風に咲きます。

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