三陸鉄道、わずか3年で復旧。でも、人の住めない場所に・・・

 2か月くらい前、NHKのプロジェクトXで、3.11後の三陸鉄道復旧が取り上げられました。被災からわずか3年。入学式に間に合わせることが至上命題であったそうです。ズタズタに壊れた橋や盛り土を列車が走れるまでにする。昼夜分かたずの突貫工事であったそうで、復興のシンボルともなりました。

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 中でも、田野畑村・島越地区がいちばんの難工事であったと報道されました。そこで、折角行くのだからと現地を見てきました。確かに、流されてしまった盛り土は、コンクリートの塊となり、線路が敷かれていました。これだけでも10mくらいの高さでしょうか。

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そして、海側に、さらにもう少し高い防潮堤が造られていました。しかし、地域内には漁業施設があるのみで、住宅は一つもなく、駅舎の隣に「コミュニティセンター」が新築されていました。駅には売店があり、そこで聞いてみると「ここは人が住めない場所になった」とのこと。

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 防潮堤は分かるにしても、人がいないのに村の施設があるとは・・・。事情があるのかもしれませんが、何か割り切れなさを感じて後にしました。

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この記事へのコメント

2024年07月06日 12:43
人の住めないというより、人が戻ってこないということでしょうか?。いつまた大津波があるかもしれないのにそう簡単に戻れないと思います。
2024年07月06日 12:51
コミュニティセンターは村の施設でしょうか。予算でそれを作ると決まった以上、つくってしまうのが公務と言うものでしょう。
やまもと
2024年07月06日 12:53
名前を書き忘れてましたが、いつも書いている
やまもとです

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