施設の維持管理、以前から一括管理を求めていましたが・・・
前年度の包括外部監査について結果報告書が3月末に発表されました。地方自治法に基づき、外部の監査人が市の事務を監査するもので、今回は「子ども・子育て支援施策に関する財務事務」について行われました。
これに関わる事業は、105事業あり、支出決算額は合計で 248 億円ですが、そのうち支出が1,000万円以上の事業を対象に行われました。概要版で224ページにも及ぶものですが、総論としての全庁的な指摘・意見は、次のようなものでした。
① フロン排出抑制法で求められる空調設備の定期点検義務が「はぐくみかん」で果たされておらず、法令違反の状態にあった。この原因は、法令の制定・改正を所管課が認識していなかったことにある。
市は全庁的に確認し、早急な対応が必要。施設の点検は基本的に施設所管課に任せられ、全庁的に所管する課は無いというが、施設は多数あるため漏れが無いよう全庁的な確認をする課の設置が望ましい。
② 平成26年度に行った監査での結果・意見が課内で共有されず、人事異動で引き継がれることなく未改善のまま放置されていたケース、措置を1年間だけ実施したが、その後は元に戻ってしまっていたケースなどがあった。措置状況を庁内で共有し、人事異動でも後任者に引き継ぐ体制を構築するべき。
③ 児童相談所の一時保護施設の天井埋め込み型の業務用エアコンの故障修理について、修理用備品の保管期限切れで入手できないことにより、修理に高額な費用を要することが分かっている。
市では、故障してから直す「事後保全」から、点検を定期的に実施、壊れる前に直す「予防保全」に変更する方針で、一般的にはライフサイクルコストが縮減すると言われている。しかし、修理用備品がない場合、予防保全に変更しても高額な修理費用が発生する場合のあることを示唆している。
耐用年数がメーカーの修理用備品の保管年数より長い場合には、故障時の修理用備品をどのように確保するか、費用対効果も勘案して検討することが望ましい。
施設の維持管理は、よこすか未来会議で会派として以前から一括管理を求めていたものです。エアコンの件は、昨年、青少年会館で同様の案件があり、議会でも問題視されました。

ネモフィラの亜種。昨年、頂戴した苗の種から育てました。
これに関わる事業は、105事業あり、支出決算額は合計で 248 億円ですが、そのうち支出が1,000万円以上の事業を対象に行われました。概要版で224ページにも及ぶものですが、総論としての全庁的な指摘・意見は、次のようなものでした。
① フロン排出抑制法で求められる空調設備の定期点検義務が「はぐくみかん」で果たされておらず、法令違反の状態にあった。この原因は、法令の制定・改正を所管課が認識していなかったことにある。
市は全庁的に確認し、早急な対応が必要。施設の点検は基本的に施設所管課に任せられ、全庁的に所管する課は無いというが、施設は多数あるため漏れが無いよう全庁的な確認をする課の設置が望ましい。
② 平成26年度に行った監査での結果・意見が課内で共有されず、人事異動で引き継がれることなく未改善のまま放置されていたケース、措置を1年間だけ実施したが、その後は元に戻ってしまっていたケースなどがあった。措置状況を庁内で共有し、人事異動でも後任者に引き継ぐ体制を構築するべき。
③ 児童相談所の一時保護施設の天井埋め込み型の業務用エアコンの故障修理について、修理用備品の保管期限切れで入手できないことにより、修理に高額な費用を要することが分かっている。
市では、故障してから直す「事後保全」から、点検を定期的に実施、壊れる前に直す「予防保全」に変更する方針で、一般的にはライフサイクルコストが縮減すると言われている。しかし、修理用備品がない場合、予防保全に変更しても高額な修理費用が発生する場合のあることを示唆している。
耐用年数がメーカーの修理用備品の保管年数より長い場合には、故障時の修理用備品をどのように確保するか、費用対効果も勘案して検討することが望ましい。
施設の維持管理は、よこすか未来会議で会派として以前から一括管理を求めていたものです。エアコンの件は、昨年、青少年会館で同様の案件があり、議会でも問題視されました。
ネモフィラの亜種。昨年、頂戴した苗の種から育てました。
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