新たなワクチン接種などで43億余余の補正予算を追加

 今日で3月定例議会が終わりました。新年度予算については、共産党などの一部反対はありましたが、すべて原案どおり可決されました。
 また、請願の採決をめぐって午前中の議会運営委員会では、共産党から4件の請願すべてを記名投票にしたいとの提案が出され、これまでにないことから議論となりました。統一地方選挙を前に個々の議員の対応を市民が注視しているという理由ですが、選挙前のパフォーマンスとも見られてしまいます。
 通常は起立採決で、賛成する議員が起立する方式であり、記名投票は議員一人ひとりが呼名されて名前の書かれた木札を投ずるものです。木札が賛否2枚ずつしかなく、4回投票するため再度配りなおすという時間もあって、通常ならば3分と要しない採決が30分もかかりました。起立投票の方が賛成反対は視覚的に分かりやすいにもかかわらず、目的が理解できません。
 その後、5~8月に高齢者や基礎疾患のある方など高リスク者を対象に、また、9~12月には5歳以上の、いずれも希望者にワクチンを接種するための費用などで43億円余の補正予算が提出され、委員会審査を経て可決されました。終了は、午後6時でした。
 これから大半の議員は本格的な選挙戦に突入します。私にとっては、最後の本会議となりましたが、すべてを終えて庁舎の外に出ると、卒業式を終えたかのような気分でした。

アミガサユリ.JPG
 アミガサユリ。この花も春の訪れを感じさせてくれます。

この記事へのコメント

やまもと
2023年03月24日 23:02
議会におけ議決は特殊な場合を除いて基本的には記名であるべきと思います。情実に縛られることなく自由な立場での議員個人の賛否を表するわけですから、記名しかありえません。ただ明治時代から引き継いだアナログの今のやりかただと時間がかるのも事実。要は起立方式を継続しつつ、誰が起立したのか正確に記録できるシステムにすれば良いのです。映像とデジタルの時代に簡単なことです。やる気の問題。

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