骨密度検診の受診者を増やすことにより、要介護者を減らせる

 医師会との意見交換会での話、その2。 骨密度検診の受診者を増やすことによって、要介護者を減らしてほしいということです。
 骨粗鬆症は、年齢とともに多くなり、女性では60代で1/3、70代では1/2がかかるそうです。骨粗鬆症になると、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなります。そして、それによって要介護状態になるケースが多いという実態があります。
 しかし、骨密度検診の受診率は65歳以上でも3%程度で、非常に少ない現状にあります。例えば大腿骨骨折の場合は、1人あたり147万円の治療費がかかり、その後も介護状態になれば、家族にも行政にも負担が増えることになります。
 それを少しでも減らすには、市民が市内の医療機関で骨密度検診を手軽に受診できるようにすること、現在、保健所では、機器が高価で測定時間のかかることから前腕骨で骨密度を測定していますが、骨粗鬆症の診断には腰椎と大腿骨で骨密度を測定することが望ましく、そのための機器を導入することが望ましいということです。
 それによって、必要な方が骨粗鬆症の治療をすれば、大腿骨骨折などが減り、医療費も介護保険の支出も、また家族の負担も減るということです。

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 椿がよく咲いています。昨年、思いきって剪定をしました。

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