芸術劇場の設備更新に30数億円・・・

 新年度予算案には、芸術劇場の設備更新事業として1億4千万円余が計上されています。次年度は舞台音響設備や建物設備の更新を行うとされ、向こう5年間の更新計画が示されています。
 それによると、前述の設備更新に加え、舞台機構設備、舞台照明設備の更新を行うとされ、5年間の総事業費は25億円となっています。その他に、すでに報告されている大劇場の天井改修工事があり、これには11億円を要するとされていますから、全体では30億円を超える大きな事業になるということです。
 芸術劇場の建設には、その10倍もの予算を投じており、建設にあたっては議会内でも多くの議論があったと聞いています。30年以上前のできごとであり、私が議員となった当時は、膨大な市債の償還が財政を圧迫し、いつ財政再建団体に転落するかと心配されたほどでした。
 「たら・れば」の話ですが、もし、芸術劇場がつくられることなく、EMクラブが解体されずに、補修工事をしてそのまま残っていたら、優れた観光施設になっていたことと思われます。これほどの大きな更新工事もなかったと思うのですが…。

ムスカリ.JPG
 ムスカリ。陽のよく当たる場所においてあったので、咲くのが早いみたいです。

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