田浦保育園を田の浦公園プール跡地に移転・民設民営化へ

 今日は、都市整備常任委員会と民生常任委員会が開かれましたが、すでに、双方の委員会で田浦保育園の移転建て替えの方針が説明されています。新年度予算案には、測量・プール解体工事の設計などで955万円が計上されています。
 田浦保育園は、昭和23年に開園、昭和52 年に現在の鉄筋コンクリート2階建てに建て替えられ、老朽化が進んでいます。その後、敷地の一部がレッドゾーンに指定され、昨年には大雨により敷地内で落石等が起きており、3年前の耐震診断では耐震補強が必要という結果も出ています。平成26年からは、指定管理者制度により(株)ベネッセスタイルケアの運営に移行しています。
 一方で、近隣にある田の浦公園は、屋外プールの廃止後、プール跡地の活用について、保育園移転の可能性も含めて地元と協議されてきました。こうした背景から、田浦保育園を田の浦公園内に移転する方針が決まったということです。
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 また、公立保育園再編実施計画(2020~2024年度)に基づき、指定管理による運営から民間事業者による運営に移行します。移転先の園舎は民設で、移管法人が整備することになります。整備には国庫補助を活用し、国1/2、市1/4、移管法人1/4 の割合での負担となり、敷地は市から移管法人が借り受ける形となります。なお、これと同時に、広場等を主体とした公園のリニューアル整備も行われます。
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 移転先の選定理由としては、①今の園舎に近く、移転に伴う利用者の負担が少ない。②田の浦公園の再整備について地元町内会から一定の理解が得られている。③プール跡地の有効活用、公園の利用促進が期待できる。とされています。
 民営化の移管法人は、原則として公募のうえ選考委員会で選考し、3年後からの民営化が予定されています。民営化した場合、公立保育園として運営する場合と比較して、国・県の負担金があることから、市の負担は年間 3,100万円程度軽減されると見込まれています。

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